テッポウムシ被害

先日行ったお宅のノムラモミジがテッポウムシに入られました。

枯死には至っていませんが、これ以上の被害があると枯死に至る恐れありです。

テッポウムシはカミキリムシの幼虫です。木の中に潜り込んで幹を食い荒らしてしまいます。

2年越しで木の中で暮らしますので、でていく頃にはかなりの被害になることが多いです。

樹木の形成層と呼ばれる樹皮と木質部の間の水分を吸い上げる一番大事な部分を

ぐるりと1週されるとアウトです。枯れてしまいます。

最近カミキリムシは増えているのでしょうか?下の写真のような食害にあうモミジが急増しています。

というか、被害にあっていないモミジがないくらいです。

とにかく、樹皮がくるりと食べれれているのです。太い枝から、細い枝まで

関係なくです。おそらくカミキリムシの仕業だと考えているのですが、樹皮を食べている

最中のカミキリムシを見たことはありません。

しかし、8cm位の見たことない色のカミキリムシらしき虫をみたことがあります。

グリーン系の色でしたが、間違いなく日本の虫ではない雰囲気でした。

ひょっとして、外来種の昆虫が原因なのかも知れません。

10年前にはこんなに見なかった被害です。大事な枝が弱ったり、枯れたりしますから、厄介です。

初夏の薬剤散布が大事になりますね。

産卵防止(テッポウムシ防除)にはサッチューコートSを株元に塗布するのも

有効です。これは、地元のなし農家の方々がされています。

テッポウムシが入った場合は兎に角フタをしてしまうです。スミチオンを染み込ませた綿を詰める

のがてっとり早いでしょう。もしくはテッポーダンという専用の薬剤もあります。

カミキリムシやテッポウムシの被害はモミジだけでなく、バラやドウダンツツジなど

多岐にわたりますから、おがくずが落ちていないかなど注意をすることが大事です。

ヒマラヤ杉の剪定

今日は2年ぶりのお宅でお手入れです。

このお宅には2本の目玉の樹があります。

今日はその内の1本のヒマラヤ杉を剪定しました。

高さ約7mで、しっかり枝が付いていて、幹もなかなか太く、迫力のある樹です。

なんと丸1日かかってしまいました。これ1本だけで2tトラック1台以上の切り枝がでました(^^;

ヒマラヤ杉のほかもカイヅカやらトウカエデやらボリューム十分です。

2年ぶりだからスッキリしました。

あと、3日か4日あります。とても素敵なカシの木がありますから、引き続き

紹介させていただきます。乞うご期待!

門かけのクロマツ

一昨日投稿の門かけのクロマツです。

結局このサイズのクロマツで葉をむしらず鋏のみのお手入れで、

丸2日かかってしまいました。予想以上でした(^^;)

まだこんなマツが3本あります(:_;)

かなり良いマツだったんだろうなっていう庭木です。

荒れすぎです( ̄□ ̄;)

やまと花ごよみ2010

記念すべき100回めの投稿になにを書こうかと悩んでおりましたが、

現在これでもかって言う仕事をしているわけでもなく、困っておりました。

というわけで告知です。

県内各所各社よりお庭の展示会もあるようです。

うなるお庭があるかなっと楽しみにしています。期間中はきっと同業者が多いだろうな。

風人園も出展すればよかったのですが、時間的にも厳しく断念です。

なにせ中途半端なことは出来ないですからね。でも出来る人は良い宣伝でしょうね。

今日は洗砂利撒きと中国ミカゲの沓脱石の設置をしました。

新着情報

暑いですね。もうそろそろ勘弁して下さい!オテントサマ(:_;)

風人園作庭集に『橿原市 割烹の庭』をUPしました。

このお庭は剪定作業に追われて泣きそうになっているときに

超突貫で作り上げました。2007年作です。

最近お庭づくりが少ないです。年明けにでもお庭をつくる方いないでしょうかね(笑)

何年ぶりかの剪定

お友達の㈱南工務店の社長のたっちゃんからお仕事を依頼していただきました。

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空き家のため大分荒れてしまったようです。元に戻すよう剪定していきましょう。

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3年程続けて頂いたらもどるかな。

お盆前のお庭のお手入れ

昨日からのお宅のお庭の手入れが出来ました。

カシの木の葉はそよ風にゆらゆらと...

マキの木は美しく刈りこまれ、壮厳に...木々の古い幹の流れが見えるようになり、

旧家の庭園の深みがあらわれました。

こちらのお宅の建物の普請には目を見張るものがあります。1尺8寸の鴨居...

1番の電話番号が当時の繁栄を語っています。

裏庭には池があり、しだれモミジが涼しげです。

お盆前に美しいお庭でご先祖様をお迎え出来ます。

工場のお手入れ

先日の草刈機まさおですが、こんな草刈1時間位でやっちゃいます。

1万2千坪あるらしいですが、わずか2日、人工で5人工で終了です。

刈った草はそのままですけど。

本日は、門まわりのツツジの刈り込みや掃除をしてまいりました。

丁寧にお仕事と言うわけにはまいりませんでしたが、美しくなりました。

何かとコスト削減されるところではありますが、気持よく仕事を出来る環境

というのはとても大切だと思いますので、コストをかけていただきたいものです。

春はこんな感じでした。

草刈マサオ

相変わらずの暑さが続いております。

本日は、工場の草刈作業です。

とても広大なので、乗用のモアーをレンタルしました。

そこで登場したのがなんと、「草刈マサオ」ではないですか!

あの有名な!

使用感はというと、小回りがきき、操作性もよく、文句も言わず働きます。

人間の4倍は働くかな?一台欲しいな。

カイヅカイブキの小透かし

京透かしという技法がああります。

庭木の手入れというと大きな刈り込み鋏でカシャカシャと刈りこむことを

連想されるのですが、やはり本来の意味から考えますとこの透かしという技法が

樹にとって良いのではないかと風人園は考えます。

芽吹きが強いものもあれば弱いものもあります。

それを一律に刈りこんでしまうやり方は整姿の意味では良いのかも知れませんが、

木を生かせるという意味では優しくない方法ですね。

風通しのことや光が木全体に届かせる透かしをしていきたいですね。

今回少し珍しい木の透かしを紹介します。

”カイズカイブキ”です。

10年位小透かしでの手入れをしています。

とっても手間がかかります。

でも下手なマツよりも名木ですよ。