師走のある一日

今年も泣いても笑ってもあとひと月。私達も追い込みをせねばいけません。

ですが、今年はそうゆうわけにもいきません。今日は小学校のマラソン大会。

会長の私はもちろんお手伝いです。

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今年はこんな感じで半日お休みとかがかなり多かったです。

スタッフが入っていなかったらどんなことになっていたか^^;

その後はもうすぐ始まる奈良町の現場の材料の下見にニワプラス仲間の美原の北野緑生園さん

へ向かいました。丁度お昼休みに着いたので、時間を潰そうと鋏屋一番の中村金物へ行くことに。

ここから車で30分。グーグルナビでようやく到着と思いきや、無いじゃないですか。あれ?

改めて調べると中村金物違いですやんか!

またまた30分かけて、今度こそ到着。北野さん所から1時間かかりましたよ。

せっかく来たのでモノを物色。欲しいものばかりでヤバイ感じです。

耐え切れず、色々心の中で理由を付けては買っちゃいました。

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吾妻川の芽切り剪定鋭型。吾妻川は昔使っていたのだけれども、形がエエカンジだったのと、根本が真っ直ぐに

なっているところが決め手。じゃなければ秀久でした。今持っているのは新人君にプレゼントす事にしよう。

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見なきゃ買わなかった。友達のを一度使っていて、いつかはと思っていました。まぁまぁするので

躊躇しておりましたが、次の現場であると便利そうだったので。

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今更こんなカバンを。刈り込み2,3本入れるのに買いました。

とまぁ結構ガッツリと買いましたよ。大丈夫だろうか?

そして次の打ち合わせまであまり時間が無いので、北野さんところは無理か?と思いましたが、

ナビで調べると驚愕の所要時間20分!!なっなんと!

1時間かけて来たのに、20分で来れるところだったとは…

という訳で北野さんところでちょっとモミジを見せてもらって、今度ゆっくり選びにくることで、ここを後にしました。

 

そして奈良町へ工程の打ち合わせに年末のピークを使わなくてはいけなくなってしまいました^^;

どうなるお手入れ?!

皆さん応援お願い致します。

頑張って乗り切りますぜよ

新しい鋏

最近細々と道具を買いあさっているのですが、工事で使う道具は

置いといて、久しぶりに新しい剪定鋏と鋸を買ったので紹介します。

ずいぶん前に買った剪定鋏でその頃は小さいのが欲しくて奮発して買いました。

お値段8,000円也。DSC_0306

どこのかわからないのですが、これの切れ味がたまらない。

ぬるっとした切れ味で大きいのをも買っとけば良かったと後悔してました。

この間ヤフオクを見ていたら生花の鋏と剣山のまとめ売りで売ってた鋏の中に

ロゴは違うものの鋏自身は同じものを発見。サビサビだったけど、1,000円で落札。

刃を研ぎ直して錆をとって、虫バネつけたら使える状態になりました。

切れ味も良い感じです。

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とてもラッキーな買い物が出来ました。

この鋏を見つける前に買いたい衝動にかられて買ってしまった、昌国の剪定鋏。

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三国剪定鋏と迷ったんだけど切れ味がこっちかなっと思って奮発してしまいました。

高くたってバリバリ使い倒すでと思って買ったのですが、先程の鋏をゲットしたので

お蔵入りとなりそうな予感^^;

松をする時にどうかな~と思って買ってみたこいつ!今日届きました。

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鋏正宗のもったまま芽切鋏両刃。

大隅刃物で松用にと正月に注文したんですが、どうやら知り合いの話を聞いていたら、

来年になるらしく、待ってられないからハサミ屋.jpで6000円くらいで誂えてもらおうと

思ったんだけど、同じような鋏が二つになるならこいつを試そうということでというのが

いきさつ。無駄に買った言い訳をここでしているわけなんですけど、この鋏の使い勝手は、

まぁ、使えるかなっといった感じですかね。これはスゴイ!とも言えないし、

細かい松のもみあげを持ったままはシンドいかなと思うし、ただ芽数の少ない大きい目の松の木だったら

使えるかなぁ。

でもこの鋏なかなか考えてあるのが、長さは全長17cmで刃部が6.5cmで持ち手が10.5cmなんだけれど、

僕が買う前にまず思ったのが、バネの強さ。普通の芽切り剪定鋏を持ったまま松のもみあげなどすると

どうしても鋏を閉じているのが疲れます。だから弱いバネに替えようか?とか考えていたのですが、

そこはバネは弱い目になっていて、なおかつ普通の剪定鋏より刃が開かなくなっているんですね。

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写真でもわかると思いますけど、お陰で無理に握って閉じていなくてもそれほど

気にならないってことです。形もかんがえられてるしね。

この辺りは感心しました。

これからヘビーに使っていくかどうかはわかりませんが、僕の感想を総括すると

もみあげは微妙。芽摘みでは間違いなく使える。モッコクとかの葉むしりする樹種には

いいのかなぁ。持ったまま使わなくても普通の両刃の芽切りとしては十分なので

買って良かったのかなって思っています。

ヒシカのぶどう鋸と枝打ち鋸を長きに使っている僕なのですが、

枝打ち鋸が折れてしまったので、ちょっと違うのを試しに買ってみました。

まだ使ってないので、使ってみたら紹介してみたいと思います。

お楽しみに!

 

お手入れの怖さ

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この間からいっていたお手入れのお宅の松の1本。

この松は風人園のスタート地点にほど近い松になります。

初めて触った時は3年ほど手入れが抜けていた松でした。枯れてきたからお願いしますということでした。

しかし前の方の剪定が良かったのか、あれだけ荒れていたのにも関わらず、いきなりかなり素敵な松になったのです。

お陰で近くのお寺さんなどに声をかけていただき、今があるようなものです。

12,3年になるだろうか?その間には病気がどうしても治らなかったりしましたが、最近は調子が良いようです。

さて、題名のお手入れの怖さということですが何を言いたいか?

実はこの松、数年前にもっと良くしてやろうと思い、みどり摘みを2年間行いました。しかし元々葉性の良い短い葉の松だったので、

芽を摘むことで、葉が短くなりすぎたので余計にブサイクになったことから、今はもう行っていません。

でもその2年間にミドリ摘みを行うということは、鋏の入れ方が全く違うということなのですね。

極力無駄な枝を省いてしまうので、グンと芽の数が減ってしまうのです。ですから新しい芽の出方、強さなど

以前とずいぶん変わってしまいました。懸命に戻そうとしていますが、なかなかそうはいきません。

もっともっと柔らかい松だったんですけど、今は写真の通りです。

そう、我々の鋏の入れ方次第でその木の性格まで変えてしまうのです。

それは松だけではなくて、今人気の雑木なんかもっと顕著にあらわれます。

だからしっかりと間違いのない方法を取らねばなりません。

今回は恥ずかしながら悪い例を出しましたが、もちろんその逆、全く違う素晴らしい木へと変身もします。

自省の念を込めてブログに記しておきました。

透かし練習会@白雲荘

11月3日と4日の二日間吉野山白雲荘にて透かし練習会を行いました。

この会は吉野山にある別荘の白雲荘の維持をするために広く助っ人を

募ったものですが、ただボランティアするだけでなく何かしら日々の仕事に

活かせる場を作ることを目的としました。

秋の多忙の中4名の方が来てくれました。

初日3日は大阪よりはなぶさ庭縁松葉さん、恵水園ラムジこと藤村さん、風土木より丸山さん

が参加してくださいました。

門から玄関にかけての表庭の樹木のお手入れをしていただきました。

作業前

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藤村さんがモチの剪定

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松葉さんもモチの剪定

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カシをし終わった丸山さん

皆さんガングロの庭師だったので作業はもちろんですが、合間の一服での

世間話が色々できておもしろかったし勉強になりました。

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お陰でとても美しくなりました。

次回は5月頃に開催を約束して門前で記念撮影

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2日目4日はお一人キャンセルとなり旅象の谷口くんが参戦。

朝から雨が降っていたので少し上がるのを待ってスタート。

彼は僕より少し年下なので、自分が透かしでアドバイスできることは

なるべくするようにしました。とても研究しててとても繊細な谷口くんでした。

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茶室まわりのカシを剪定している谷口くん

全然出来るじゃん!

DSC_0034綺麗に透かしてくれました。

他に松の木も1本さわってもらいました。

二人ということもあってホントいろんなことを語りました。

深く知っているわけではなかった谷口くんですが、普段からも真摯に取り組んでいるし、

現場のスキルも高いことがわかりました。

色々と教わる部分が多かったです。

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茶室入り口で記念撮影。

2日間でなんとか剪定を終えることが出来ました。もちろんまだまだする場所は

あるのですが、掃除をすればかなりスッキリすると思います。

参加してくださいった4人には本当に感謝しています。

そして次回開催には参戦してくれそうな人たちもいる感じですので、益々楽しい場に

なりそうな予感です。竹仕事や左官仕事なども今後盛り込めていけたら

面白いだろうな。実現出来るように頑張ろっと。

 

 

また逢いましょう!

9日に来日して以来21日までの約2週間彼女と一緒に過ごしました

最初、せっかく来てくれたものの彼女が求める庭園のことを風人園が提供してあげる事

が出来るのだろうか?それが一番の心配でした。ちょうど庭の管理が少ない時でしたし、

工事も一段落しており、土木的な工事や伐採っぽい剪定などしかなくて、

ちょっとワーカー的すぎてこれではスタッフ増井くんの顔も立たんなぁ~と。

わだくれスウェーデンから来て場所選び失敗だったなどとは絶対に思われたくなかった

というのが僕の気持ちでした。

今日吉野を去ったのですが、風人園も含めて吉野STAYはどうだったんだろう?

きっと満足したに違いないと僕は思っています。

特に旅館歌藤さんには最高にお世話になりました。あいかわらずここの人間味に脱帽です。

ありがたい話です。

仕事帰りにソフトクリームをみんなにご馳走してくれた林豆腐店

現場にお茶の差し入れと素敵な写真をとってくれた中井春風堂

イベントに参加してくれ、なおかつ美味しいしいたけを焼いてくれた新鮮しいたけ岡本

彼女のパフォーマンス写真や動画編集してくれたPlus-Wan山本さん。

イベントに参加してくれた磯崎さん、近藤さん、安井くん、桝谷くんたくさんの友達。

不安で仕方無い時に力をもらいました。嬉しかったし心強かったです。

いい仲間がいてほんとに良かったと思います。

今回、彼女に伝えようとして、自分自身が新たな発見や、経験することができました。

業務的には全然ダメなのかもしれなかったけれど、この経験は私の一生のなかでも大きなもの

となったのではないかと思っています。

初日は美しい自然やパワースポットの見学。

2日目からは吉野山七曲りあじさい園の草刈り、白雲荘、お寺の白川砂敷、

流れる庭に踊るワークショップ。

舞踏

短い間でしたが深く、充実した時間でした。

カルメンまた逢いましょう!今度はもう少し英語出来るようになっとくし!

 

 

 

 

 

 

 

モミジの剪定

モミジの剪定をしました・

枝をブツブツに切ってあった木でした。ようやくおとなしく柔らかい感じに

なってきました。ホントはしばらくほったらかしたいぐらいですが、玄関前

ですからそうもいきません。

これでもかな枝をおとしてるのですよ。

モミジはむずかしい…

 

今日の一日

今日は天気が悪いとの予報の為、現場仕事は一休み。

というわけで昨年の高見の郷から安倍文殊院へと移植した

しだれ桜の様子を見に行きました。

 

もう花は終わっておりましたが、美しい新芽が先の方まで

枯れることなくついておりました。一安心です。

安倍文殊院の桜はもう終焉のようです。

桜井市まで来たついでなので、この後大和郡山市にある

矢田寺に行きました。ここは我が母校の奈良高専のほど近くにあります。

今年より吉野山七曲りのアジサイの管理を引き受ける事となりましたので、

昔よりアジサイで有名な矢田寺で勉強しようという事です。

一度訪れましたが、「こんな所だったっけ」というほど、立派なお寺でした。

アジサイを管理に携わっている方に剪定時期や肥料のことなど、

お聞きしてまいりました。...(我ながら勉強熱心だ)...

矢田寺のついでに郡山に来たんだからということで、

大和三大庭園の一つの慈光院へ行くことに...

なんといっても建物が素晴らしい!

お座敷でお抹茶を頂き、じっくり見学してきました。

大刈込と借景が素晴らしいとの解説だが、借景の方は昔の姿を

想像したらいいのかも知れない。

この延段が非常に変わっていると思う。

鋭角は基本的に嫌いますからね。

最後に高見の郷で移植した桜の状態をチェックしました。

すべて順調に活着しているようです。ほっ!!

 

 

 

新しい鋏たち

風人園の愛おしい道具達の新しい仲間が登場です。

一見変哲もないわらびてのようですが、実はちがうんです。

何が違うというと

とっても小さいんです(笑)

松の手入れに使います。コイツを握り締ったままモミアゲが出来ちゃうんです。

まだ使用をしていませんが、いい感じだと思います。

あと一本。芽切り剪定バサミです。

今回はおの義製のを買ってみました。

なんとなく良い感じだったので。

刃が鏡面仕上げで小刃になっておらず、僕ごのみです。

少し重い目ですが、良い鋏だと思います。

こちらの片手刈込鋏は裏スキがしてあるそうですから、良い鋏を

作っているのだろうなと思いました。

鋏の下敷に気になるものがありますね。

何かといいますと、鋏の見た目をカスタマイズするグッズです。

装着するとこんな感じです。

革巻きのはさみに早変わりですV(^0^)

渋くあめ色になっていくことでしょう。

道具って楽しいですよね。

仕事にやる気が出てきます。早く使いたいです。

クロマツのモミアゲ

クロマツのモミアゲ剪定を行ないます。

ちなみにこの松は5月下旬にミドリ摘みを施しております。

ミドリ摘みを始めて4年目ですが、随分締まった木になりました。

10cm以上の長さの葉でしたのでミドリ摘みの効果がよくわかりますね。

秋以降にモミアゲと芽抜きを行ないます。

こんな感じで手を入れていきます。明日未明終了です。

ヒマラヤ杉の剪定

今日は2年ぶりのお宅でお手入れです。

このお宅には2本の目玉の樹があります。

今日はその内の1本のヒマラヤ杉を剪定しました。

高さ約7mで、しっかり枝が付いていて、幹もなかなか太く、迫力のある樹です。

なんと丸1日かかってしまいました。これ1本だけで2tトラック1台以上の切り枝がでました(^^;

ヒマラヤ杉のほかもカイヅカやらトウカエデやらボリューム十分です。

2年ぶりだからスッキリしました。

あと、3日か4日あります。とても素敵なカシの木がありますから、引き続き

紹介させていただきます。乞うご期待!