2016~回顧Ⅲ

1月も中旬になりました。

今年は街路樹サミットin大阪の開催というスタートとなりましたけど、おかげさまで

たくさんの人たちにきてもらえました。またブログにアップしたいと思います。

まだまだ2016年。

3月13日に茶道の師匠と旦那様で木竹工芸士の鳳嶽先生に同行して慈光院へ

行きました。鳳嶽先生が扁額をつくられたお客様が奈良へ来られるということでした。

慈光院で長老に案内をしていただき、お蕎麦を頂いてきました。

そして近くにある椿寿庵を覗いてきました。1000種の椿が圧巻でした。

まさかこの日が鳳嶽先生と最後になるとは夢にも思いませんでした。4/5に

お亡くなりになられます。

そして3/27.28と千葉から高田造園の高田さんが来られました。

吉野での桜の再生のスタートの日になります。

27日の夜に50名ほどの講演会を開催し、町長を始め今回の一連の事業を

作ってくれた中井議員、吉野山保勝会の理事長と参加者とともに懇親会。

三重県や兵庫県からも来てくださいました。

28日には吉野山へ出向き竹林院群芳園へ今までとは違う考えの元桜を

植樹しました。

歴史に残る一日になるかもしれません。

4月9日

あるご縁から奈良県の映画監督河瀨直美さんのイベントに参加することになりました。

監督の出世作の『萌の朱雀』のロケ地でもある西吉野平雄地区で行われました。

西吉野出身で萌の朱雀でデビューの尾野真千子さんも一緒でした。

記念植樹で桜と紅葉を植えました。

尾野真千子さん顔小さかったです。

元気に育ってほしいです。

Ⅳにつづく…

 

 

2016年 回顧~Ⅱ~

新年明けましておめでとうございます。

風人園の大西です。今年もどうぞよろしくお願いします。

今年は昨年ほど波の荒さは必要ありませんけど、色々と興奮することを

出来たら嬉しいなと思います。

地元の村おこしにも積極的に参加したいと思います。

昨年を振り返って記録に残しておきたいと思います。

 

 

1月の終わりには姫路の腐れ縁瀬戸造園に遠征。

お手入れのお手伝いに伺いました。素晴らしいお茶室とお庭がありました。

手入れの後の木漏れびが綺麗でした。一人だと一ヶ月以上かかるらしい。

風人園の若いスタッフにこんな庭で仕事をする機会を与えてもらい感謝です。

 

2月には千葉に尊敬する㈱高田造園設計事務所の高田宏臣さんに会いに行きました。

千葉まで出向いたきっかけは高田さんがお正月に吉野に来られたときのブログ

あります。高田さんとの出会いは滋賀県の徳昌寺で行われた矢野智則さんの大地の再生講座

でした。高田さんは10年ほど前から吉野の大峰山への修行体験などの参加されており、

久しぶりに訪れた吉野で吉野桜のあまりの衰弱と間違った桜の植樹をしていることに憂いを感じ私にメッセージを

頂きました。私も吉野の桜のために何かできることがないかと感じていたので、高田さんからメッセージを頂いたときに

なんと心強い助っ人が現れたものだと、すぐに吉野で頼りになる先輩中井章太さんに話をして一緒に

千葉に行くこととなりました。最新の高田さんの現場や、通気改善の作業を行った学校の山などを案内して

いただき、高田さんの山小屋で一杯やりながら吉野のこと自然のことを話しました。中井さんがいたおかげで、

すぐに吉野での桜の再生の第一歩をその日に決めることが出来ました。この日はおそらく私の庭師としての

人生の進み方が変わった日でもあると私は思っています。

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3月に吉野町商工会青年部のかわいい後輩が前全国商工会青年部連合会会長であった宮本博史氏と熊本に吉野の桜を持って行く

約束をしたので一緒にきてくれと言われたので、どこに行くかも知らずついていきました。熊本までハイエースに3メートルの桜を

積んでの旅です。もうギリギリでした。よくも積めたものです^^;

当日にどこに行くかを聞くとなんと3,4年前から行きたかった阿蘇神社の参道の一ノ宮商店街でした。

ここは先程登場の千葉の高田さんの著書『これからの雑木の庭』に紹介されていた場所で、樹々の力でシャッター商店街が

年間30万人来る商店街になったという私にしたら奇跡のようなところでした。まさか偶然にしてもここに来れるとは…

吉野で自分なりに町が元気になることを目指してきたので、そんな話を当事者直に聞くことも出来ました。

今回桜を植えたところは前会長のお店『はなびし』です。

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この一本がまたこの商店街の樹々と一体となって気持の良い空間をつくってくれると思うと嬉しく思いました。

宮本さんに商店街を歩きながら今の姿になる前からの活動の話を聞きながら案内をしていただきした。

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まだ葉っぱが無い時期でしたから寂しい感じの写真ですが、この商店街に足を踏み入れた

瞬間に空気の違いを感じる事が出来ました。明らかに気持ちが良い。

雰囲気でないこの気持の良さが人を呼び込んでいるのだと思いました。

 

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湧水があちらこちらにあるのもここの強みだったのでしょう。

でもそれを演出したのは宮本さんの父やその仲間の方々や宮本さんたち

世代を超えて作ってきたのです。たかが木にこれだけの力があることを

多くの人に知って頂きたいです。この7日に行われる『街路樹サミット

もこういった樹々の力を再認識をしてほしいという願いがこもっています。

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熊本地震で壊れてしまった阿蘇神社にも案内していただきました。

わざわざ宮司さんからも説明していただきました。

まさか数カ月後にあのような惨事になるとは思いもよりませんでしたが…

早く復旧することをお祈りしたいと思います。

必ずまた訪れたいと思います。

昨年の第一四半期は青年部活動や興味があって参加したセミナーなどから

大きな経験とつながりをいただくこと出来ました。なんとも鼻息の荒くなることばかり

でした。 Ⅲにつづく…かな?多分つづく