伐採の仕事

今日は中荘小学校の植木の剪定の仕事です。

この学校は、宮滝遺跡がある歴史的価値のある場所に建てられています。

3年前廃校になり、老人会のグランドゴルフや小学生のサッカーの練習

で使われているだけでした。しかし、今年から、大阪府の野外活動の拠点として、

再出発します。約1万人の人々がここに訪れるそうです。

というわけで、年度末に整備が施されました。周辺整備もそのひとつです。

比率的には大変小さいですけど...。

長い間放ったらかしでしたので、随分生い茂っておりました。

チェーンソー2台で混み合った木を伐採して間引きをしました。

日曜日に終わります。

ところで今日はとてもいい天気でした。桜も満開になってました。早っ!

今日のお仕事

不具合と格闘した挙句、負けました(泣)

山本先生助けてくれるかなぁ。気になるんですよね、こうゆうの。

まっ、気を取り直して

今日はまたまたいつもお世話になっているお寺に行きました。

今日は、お手入れではなく、お墓の崩れそうになったところの改修です。

崩れそうになっていた土手の土を取り除きました。

そして吉野の間伐材を防腐処理した丸太で土留めを行いました。

これでしばらくは大丈夫でしょう。

吉野の材料を使えてよかったです。

並行して、トタン塀が倒れたので作り替えをします。

ご紹介にもあります通り、庭師はお客様の困りごとを解決するために

どんな仕事でも、承ります。

さて、どのようになることでしょう。付け加えておきますが、風人園流の

トタン塀を作るわけではございません。普通のトタン塀を作ります。過度の期待は

しないでくださいね(笑)

掃除のススメ

お庭のお手入れでで一番大事な仕事というと掃除でしょう。

修行も掃除から始まります。『手ぼうき』と呼んでいる小さな竹ぼうきではきあげます。

掃除をしながら、石組みや据え具合、下草の位置など『庭』を覚えます。

掃除が出来ない職人は良い職人とは言えないでしょう。

それほど掃除というのは大事なものなのです。

いくら私たちが庭木を綺麗に手入れしても、掃除が出来ていないと、庭としての美しさは

半減してしまいます。

そして庭を維持していく中で一番労力のかかる仕事でもあります。

私たちがお客様のお庭にお手入れにいくのは、多いところでも年3回くらいです。

ですから、1年の大半はお客様にしていただかなければなりません。

枯れ葉の取りや雑草取りと本当に大変ですが、是非続けて頂きたいと思います。

庭が美しくなるのはもちろんのことですし、病気や害虫の早期発見といった、

庭木の状態の変化が少しでも早くわかります。

木々からマイナスイオンをたっぷり貰って、快適な庭生活を送って頂くことを

風人園はのぞんでおります。

こちらの写真はいつも大変お世話になっているお寺ですが、何時伺ってもチリ一つ

落ちてません。いつも美しくしていただいていて、職人冥利に尽きると言うものです。

寒肥の時期

2月は寒肥の時期です。寒肥とは字のとおり寒い時期の肥料やりです。

あとひと月余りで、新しい芽が吹いてきます。

新芽を出すとき木はたくさんのエネルギーを使いますから、その時に発酵

されている為に今の時期にします。

お庭の場合、落ち葉を掃除してありますので、人工的に施肥を行わないと

土中の養分が不足します。かならず施肥しましょう。

では、寒肥の注意点を少し….

肥料の種類は木の種類によって変わるのですが、花つきなどを

考えないのであれば、油粕がいいのではないでしょうか?花つきをよくしたいならば

少し骨粉などのリン酸成分が多いものを加えると良いでしょう。

ホームセンターでいろんな配合肥料が売られてますが、有機肥料を使うようにしましょう。

肥料が用意できましたら、どこにどの位入れるかです。

場所は木の枝先の真下が根の先だと言われてます。

養分は根の先から吸収しますので、場所は枝先の下あたりということです。

僕の場合、木の周りに3~5個の穴(直径10cm、深さ20cm程度)をほり、2カップ位の肥料を

いれます。肥料喰いの木には、幅10cm、深さ20cmの溝を一周り掘って、たくさんの肥料

を入れたりします。肥料をいれたら水をいれて十分肥料に含ませれば、土を戻して終わりです。

人それぞれやり方は違うと思いますが、自分にあった良い方法を見つけてみてください。

元気に木が育ちますように。

如意輪寺のシダレザクラ

今日は知り合いの楽趣さんの応援で吉野山にある如意輪寺にシダレザクラを植えに若手たち三人で行ってまいりました。

このお寺は浄土宗のお寺で、蔵王権現の仏像などスゴイお宝を所蔵されている宝物殿があります。

数年前よりシダレザクラの寄進を募っており、『自分のシダレザクラ』としてこの地に植栽を行っているそうです。

風人園も4年前から毎年楽趣さんの要請を受けて、このシダレザクラの植栽のお手伝いをさせてもらってます。

寄進されている方には大変有名な方の名前もありました。

山の斜面など結構大変な場所に植えるのですが、なかなかスムーズに終えることが出来ました。

すくすく育って20年後、30年後に立派な姿で美しい花を見せてほしいですね。

職人

僕はよく叱る。と言ってもうちにいる若い子にだ。

「遅い!」、「汚い!」、「段取りワルイ!」

若い子には耳が痛いだろう。

でも、職人は速く、正確に、美しくしてこそ職人だから、今叱られるのは仕方のないことだと思う。

しかられない方がその子にとって、不幸なことだろうと思う。

一緒に仕事をしていて、離れていても仕事が出来ているかどうか分かる。

仕事の音がある。

庭木の手入れをしていても、刈込鋏の音、剪定鋏の音、松の葉をむしる音、足音いろんな音が聞こえてくる。

仕事が出来ている音と出来ていない音は明らかに違う。

職人さんの仕事はどんな仕事でもそうだと思う。大工さんの金槌の音、左官のコテの音、ブロックを積む音・・・・。

昔親方が言っていたことが、今よく分かる。

「音が大事やねん!お前が何してるか音だけでわかる。」

「職人の字には、耳と音がはいってるやろ!」

ほんと、漢字を考えた人はスゴイと思う。そのとおりやもん。

若い子の働く姿を見て、僕も少しは成長したのかな?もっと良い職人になりたい。

今日は、アカマツの手入れをしてきました。