吉野町ロゴマーク

吉野町には素晴らしい運動公園があります。

総合体育館に多目的グランド、野球場、テニスコート。

その中の野球場の1角の土手に吉野町で初めての

ロゴマークを型どった植栽を行うことになりました。

吉野町のロゴマークはこれ。

このQちゃんみたいなマークです。

吉野町で住んでいる人でこのマークが何を示しているのか

わかる人は少ないと思います。私もしりませんでした。

これ実は、吉野町の”よ”の文字なんですね。(単純ですね^^;)

おそらく吉野町民目からウロコでしょう。

植栽の樹種はドウダンツツジ。僕の好きな樹の一つです。

大きさは直径13m字の太さ1.5mです。

昨日植栽完了です。なんとか形になったかな。

中は花壇になっていて、マツバギクを植えます。

マツバギクを植えたらもう少しクッキリするかな。

うまくいけば、春は新緑の淡いグリーンのマーク、花が咲いて白いマーク、

秋は紅葉で真っ赤なマークといろんな吉野町ロゴが楽しめるんじゃないかな

と思ってます。 将来に残る仕事が出来て良かったです。

竹垣

ずいぶんご無沙汰をしておりました。

風人園もお正月に向けてのお庭のお手入れに大忙しです。

仕事って不思議なもので忙しい時期にいろんな他の仕事が入ってきます。

お友達の旅館歌藤さんのベランダと露天風呂の竹垣を作っていました。

大広間の窓からの風景も悪くて、ずっと悩んでおられたのですが、

新しく出来た露天風呂が丸見えになってしまうので、決断されました。

お風呂の上ということもあり人工の竹垣をすることに。足場も悪くとても苦労しましたが、

今日、工事を終えることが出来ました。

出来上がるとなかなかのボリュームだったことが伺えます。

 

 

 

広間からの景色もピシッと締まりましたね。

ヒイラギ古木の移動

 阪口製材所様が運営している吉野サロンの敷地内の

70~80年のヒイラギがあり、新しく建物が立つ為に移動する運び

となりました。

 

かなりの間ほったらかしの状態で、杉やヒムロヒバなどと重なりあって

かなり手強い状態になっています。

古木ですし、かなり幅が出ています。葉張りが4mくらいになってます。

また、9月前半ですが、気温がまだまだ高いのが懸念材料です。

ただ、常緑樹であることが救いでした。

少しでも太い根を切らなくていいように私の2tユニックで釣り上げられそうな

ぎりぎりの大きさを見計らって根鉢を切っていきます。

ここでも、杉やヒムロの根が交わりあって作業を困難にします。

恐れていた太い根が出てきました。切断します。

ようやく根鉢を作ることが出来ました。ここまででミニユンボを使って

掘り方2人で半日かかりました。手ごわかったです。

わずか3mの移動ですが、かなり無理をして釣り上げることを予想して

キチンと根巻きは行います。

このあと2tユニックに5tの土を積んだ状態で釣り上げました。

1回目掘った土が邪魔で寄りきれなくて釣りきれませんでした。

改めて土を取り除いて更に近くに寄せてチャレンジし、

見事釣り上げることが出来ました。

斜めに傾いていたのもまっすぐにして、ようやくこの木も陽の目を

見ることが出来ました。触ると痛い鋸歯のある葉も古木となって

丸葉ヒイラギのように丸くなってきっちり透かされ美しい枝条が

現れました。「樹も年を取ると丸くなるんですよ」と冗談を言いながら、

作業を無事終えることが出来ました。後はきっちり水やりをして頂いて、

無事活着してもらうことを祈るばかりです。

 

吉野サロンの顔となってくれそうです。

 

 

庭木のチカラ

本日植栽工事を終えました。

シンプル造りですが、建物をぐっと引き締めてとても雰囲気が

良くなったのではないのでしょうか?

四季おりおりでお客様を出迎えてくれることでしょう。

素敵なお家がなお一層素敵になりました。

たった3日間でがらりと変わりました。

作庭集 吉野町O様邸植栽工事も御覧ください!

現在土の部分に砂利を入れて更に良くなることでしょう。

お施主様の仕事です。よろしくおねがいしますね!

お盆前のお庭のお手入れ

台風が去っていきました。

なんだか不思議な台風でした。潮岬付近でいながら、

吉野は風もなく、雨もふらず…変なの。でも大きな被害もなく

よかったです。

さて、どうこうしている間にお盆まで約20日となりました。

これからはお盆前のお庭の手入れの時期なのですが、

梅雨やイベントや台風やですごく遅れています。

頑張らなければ...

庭木の敵ウメノキゴケ

最近ではないのですが、吉野のような田舎では多く発生しています。

松の枝先にまでこびりついてしまってます。

この苔が付いて樹勢が弱るのか、樹勢が弱って付くのか?

定かではないけれども、厄介ものには違いないです。

少し調べてみると樹勢が弱ると付くとなっています。そして予防のためには

樹の樹勢を高めることが必要ということです。

でも個人的には苔がついて弱るように思います。

ですから、なるべく取るようにしていますが、なにせ取りにくい。

木酢液を刷毛で塗ると良いとも聞きましたが、それほど効果も

ありませんでした。何か良い方法がありましたら教えてくださいませ。

昔、門松のウメノキに古さを出すためにワザワザボンドで貼りつけてました。

それくらいに大事にしていましたが、今では嘘のようです。

最近は松のミドリ摘みをおこなっています。

今日の一日

今日は天気が悪いとの予報の為、現場仕事は一休み。

というわけで昨年の高見の郷から安倍文殊院へと移植した

しだれ桜の様子を見に行きました。

 

もう花は終わっておりましたが、美しい新芽が先の方まで

枯れることなくついておりました。一安心です。

安倍文殊院の桜はもう終焉のようです。

桜井市まで来たついでなので、この後大和郡山市にある

矢田寺に行きました。ここは我が母校の奈良高専のほど近くにあります。

今年より吉野山七曲りのアジサイの管理を引き受ける事となりましたので、

昔よりアジサイで有名な矢田寺で勉強しようという事です。

一度訪れましたが、「こんな所だったっけ」というほど、立派なお寺でした。

アジサイを管理に携わっている方に剪定時期や肥料のことなど、

お聞きしてまいりました。...(我ながら勉強熱心だ)...

矢田寺のついでに郡山に来たんだからということで、

大和三大庭園の一つの慈光院へ行くことに...

なんといっても建物が素晴らしい!

お座敷でお抹茶を頂き、じっくり見学してきました。

大刈込と借景が素晴らしいとの解説だが、借景の方は昔の姿を

想像したらいいのかも知れない。

この延段が非常に変わっていると思う。

鋭角は基本的に嫌いますからね。

最後に高見の郷で移植した桜の状態をチェックしました。

すべて順調に活着しているようです。ほっ!!

 

 

 

吉野山の隠れ宿

風人園のお得意様でこのブログにも何度か登場している

風人園イチオシのお宿をご紹介します。

吉野温泉元湯です。

島崎藤村ゆかりのお宿だそうで、古くから修験道や文人の方々が

来湯されたそうです。

吉野山の上には登らないのですが、ここから徒歩15分で吉水神社や

如意輪寺にいくことが出来ます。

山間の一軒宿で街では味わうことの出来ない静寂と大自然を満喫

出来ることと思います。

そしてこじんまりとした玄関先からは想像出来ない広い庭園があります。

見事な枝垂れ桜に山々に咲くヤマザクラ、50株以上あるツツジと

四季折々のすがたを楽しむ事ができるお庭です。

現在の枝垂れ桜のつぼみの状況です。

吉野での宿泊にどうぞ

春の準備

奈良のお水取りも終わりいよいよ寒さも終わりかっという時期になってきましたね。

春の準備ってなんだかと言いますと、

昨年の記事で紹介しました高見の郷でしだれ桜の大移動を

しております。園内の移動だから少しは楽ですが、

直径20cm超のこの大物はさすがに大変です。トラックに載せるだけで

いっぱいいっぱいです。

大小10本の移動でしたが、明日枝抜きと支柱をして終了となりそうです。

 

 

 

本日の1本

帰宅で知りました。”東北地方太平洋沖地震”の発生。

史上最大の大地震ということですが、被害も甚大で見たこともない

津波の映像や火災の映像がテレビで流れており、

被災された方々や犠牲になった方々のことを想像しますと、

なんとも心苦しいです。

本日の1本をアップです。

なかなか立派でしょ。