木こり見習い!?

お得意先のご依頼で山の間伐作業をさせて頂きました。

子供時代に 大阪に移られており、持ち山がありながらも依頼先が

わからないということで、ご相談がありました。

私も山のことは詳しくわからないですが、親戚にも、知り合いにも山師がおりますので、

今回はお友達の中神木材さんにお願いしました。

3人の職人さんが次から次へと倒していきます。木と木の間を上手く通していきます。

さすが職人!

どこから切るとか、どこに倒すのがいいのか?どう動いていく?とかそのあたりの段取り

は、やはり職人さんでないと判りません。

1日で間伐と片付けをほとんどしてくれました。

庭師の仕事と似ているようで似ていない。違う業種の仕事を見せて頂くのは

とても楽しく、勉強になります。

明日、風人園メンバーできれいに片付けてきます。

自然素材を使う

お庭のお仕事を始めて早17年。

始めた頃に比べて、お庭も家も様式が随分変わったと思います。

庭木だって、ハナミズキが流行った時があり、株立ちの雑木が

流行ったりと、今では、当たり前な庭木達もそれほど植えられていなかった

ときがありました。私は意識したくないけど、洋風の庭だってコニファーとレンガと芝が

あれば洋風みたいな、そんな時代もあったと思います。

現在は多種多様な素材、デザインが溢れています。

私もコテコテのデザインのお庭を造ったこともありますが、

最高の仕事が出来た!と思っていてたのに1年、2年とお庭が古くなってきたとき、

良くなったと感じられないのです。

頑張りすぎたのでしょう。

”奇をてらわず技を凝らさず”という言葉の意味が最近になって、良く解るようになってきました。

一言で言えば”シンプル”。

天然の素材で素材を生かし、確かな技術で手を抜かず、凝り過ぎずのお庭。

そんなお庭は飽きの来ない、年月とともにその味わいが深まってくると思います。

それは、お庭だけではなく、日本建築だって、生活雑貨だってそうだとおもいますよ。

僕のお友達のhitofushiさんのお店の商品は、自然の素材で確かな手仕事

で作られたものばかり。だから、いつまでも愛着をもって使っていけるでしょうね。

こんな素晴らしいものづくりをしている職人さんがいつまでも続いていく時代で

いて欲しいものですね。

私もそんな職人さんでありたいと思います。

和菓子屋のお庭完成

本日今西誠進堂が無事オープンを迎えることが出来ました。

早朝より竹垣の縄掛と汚れているところのチェック、井戸蓋づくりをしてまいりました。

9時にオープンしましたが、井戸蓋だけが遅刻でした。

お店の方は10時頃からたくさんのお客さまがいらしてました。

とりあえずホッとしていることでしょうε-(´∀`*)

この今西誠進堂のお店の事も少し紹介させていただきます。

こちらのお店は焼きもちとみたらしだんごをメインにその他和菓子を製造販売しております。

生地もあんこもすべて手作りで、特にあんこが 北海道の小豆を使用して、手間暇かけて

つくってます。最近は意外と少ないようです。こし餡が自慢だそうです。

たくさんの人に食べて頂いて繁盛して欲しいものです。

風人園作のお庭が少しでも貢献してくれればなお嬉しいです。

御簾垣

今日はあいにくの雨(:_;)

工期がないだけに少し痛い雨でしたが、納屋があるので今日は、竹仕事を

ボチボチすることにしました。

今回は御簾垣をします。人工竹ですけど...

しかし、近頃の人工竹はよく出来ています。おじさんが覗きにきて、普通に

間違えてました(笑)

本当は本物の竹でするのが良いのですが、御簾垣は丸竹を使いますので、

割れなどの事を考えると人工もありのように思います。

納屋で部材を切ることができますので、今日のような雨の日にもってこいの仕事に

なりました。途中までですが、一応ひと通り竹を入れるところまで出来ました。

あとは、調整しながら、化粧です。もう少し見栄え良くなります。

石畳3日目

今日はとっても暑い一日でしたね。

吉野山もたくさんの人出だったみたいで、夕方6時半をまわても、

道中では警備員や警察の方が、交通警備をしておられました。

今、中千本、上千本は満開だそうですよ。

さて、明日香の現場ですが、石畳3日目で敷き終える予定でしたが、少し残って

しまいました。下水道のマスや点検口の細工があったので、手間がかかってしまいました。

あと約10枚程度で終わりです。

しかし、やりごたえありますわ~~(^.^)

石畳

今日から今回の工事の大仕事の石畳工事です。

50㎡あるにも関わらず、時間がありませんので大変です。

使う材料は御影石の板石40cm×80cmです。中国製のものですが表面の仕上げは

比較的良いモノを使ってます。

僕はいつも中国製の板石を使う時は、ビシャンという石道具で角の面取をします。

手間はかかりますが、この作業をするとしないではかなり仕上がりが変わります。

もちろん、好みもありますが...

今回は約150枚の板石を使うので、コツコツ手で叩いているわけにはいかないので、

買っちゃいました(^.^)

エアーコンプレッサーとフラックスチッパーのビシャンです。とうとうエアー工具デビューしてしまいました。

コンプレッサーはネットの超安いのを買ったので、心配でしたが調子よく面取出来ました(^。^;)

面取とセメント練り一人と作業2人で43枚の板石を敷きました。遅いのか、早いのかよくわかりませんが、

結構頑張ったつもりです。

あと3日かかるのだろうか?出来ればあと二日で敷きたいのだが...

今日デカデカとオープンの案内がかかげられました。

これでもう、泣き言は言えなくなりました(:_;)

和菓子屋の外構工事スタート

今西誠進堂飛鳥店の外構工事がいよいよ本格的に始まりました。

建物も何も手をつけていない写真です。

OPENは16日大安です。あと10日余りで駐車場の石畳や竹垣を作っていく予定です。

とにかく時間がないのがツライですが、頑張って仕上げていこうと思います。

とりあえず、今日は敷地内の土をすき取りました。2tダンプ10台です。

お友達の馬場造園さんに来てもらったおかげで、とても仕事がはかどりました。

明日からは竹垣と石畳にかかります。

クヌギの木の伐採(高木伐採)

今回クヌギの木の伐採を行うこととなりました。

冬の落ち葉が面倒ということで、1年前に木の皮を削りとって

しまってあったので、早急に伐らないと完全に枯れてしまうと

倒木の恐れもありますので...(・・;)

20m~25m級3本です。

木に登って刻もうと思いましたが、親戚の山師に相談したところ、倒せるということ

なので、今回は1日来てもらうことにしました。

倒すための場所をつくるために、あらかじめ後ろの竹やぶを伐採してあります。

倒す方向や力のかかり具合をみてワイヤーをかけていきます。

普通に倒すと家の方向に倒れますし、枝が大きく張ってますので他の木に引っかからないように

慎重に計算します。チルホールとロープで引っ張り、切り手と呼吸をあわせて作業をしていきます。

地響きとともに1本倒れました。

計算どおりに倒れました。ほんとうに狭い空間にジャストです。この辺りの技術はさすがプロだな

と感動しますよ。枝1本が普通の立木程大きいでしょう。

チェーンソー4台で枝をさばいて、3本の木を無事伐採することができました。

この伐採にはたくさんの技術と経験が必要になってきます。

今回は倒すことができました。しかし、家のすぐそばであったり、もっと大きな木であったり、

クレーンを使ったり、登ることさえ困難であったりとあらゆるパターンが考えられます。

風人園では、今後ますます、技術や技術者との連携に力をいれていきますので、

高木伐採のご相談もお気軽にどうぞ!

とある旧家

一昨日土曜日に奈良県青年部の井上会長のお宅にお邪魔させて

いただきました。ほぼ押しかけです(^_^;)

しかし、わざわざ仕事の手を止め迎えて頂きました。ごめんね。

スゴイお宅でしたので、投稿させて頂きました。

まずありえない門がありました。

大昔淀城の門を移築してきたものだそうです。ただ、ほぼ開けないそうです。

取り敢えず、ぐるっとまわってみました。

高~い塀にかこまれておりました。土塀でいかにも旧家の佇まいをみせておりました。

庭師が一番気になるお庭も拝見させて頂きました。

大分あれている模様でしたが、池泉回遊式の立派な庭園です。

某寺の礎石も使用しているそうで、庭を造営した方の力がうかがえます。

一般住宅なのにありえない大きさのクスノキがありました。

こんなのがあと2本あったらしい(笑)奈良公園級ですよ。

いずれ自邸を観光資源として活用するそうです。

歴史的価値のある建物ですから、ぜひ頑張って欲しいと思います。

お庭も頑張って手入れして下さい。大変だとおもいますが...(^_^;)

良いものをみさせて頂いて、良い1日になりました。

伐採のお仕事完了です

先日させてもらった中荘小学校の校庭周りの伐採・剪定が完了しました。

いろんな制約があったものの手が入ると美しくなるものです。

気持ちよく施設を使って頂けるのではと思います。

今後放任させても大丈夫なようにと意識してお手入れしました。

伐採したなかに僕たちが芭蕉の木と呼んでいた木がありました。

良くお寺などで見かける木ですが(バナナみたいな木)、

バナナでした( ゜_゜;)