一昨日投稿の門かけのクロマツです。
結局このサイズのクロマツで葉をむしらず鋏のみのお手入れで、
丸2日かかってしまいました。予想以上でした(^^;)
まだこんなマツが3本あります(:_;)
かなり良いマツだったんだろうなっていう庭木です。
荒れすぎです( ̄□ ̄;)
本日伺った現場は、今年初めてお手入れをさせて頂くお宅です。
門かけのクロマツがありましたが、一年間が空いたらしいのですが、今までどんな
手を入れていたのでしょう?どうやら刈り込んでいたようですね。
ほとんど枯れ枝になってます。
手入れというよりも枯れ枝処理という感じでした。
まともになるのに3,4年はかかるかな?
まだまだ硬いです。今日は予定の半分しか進みませんでした。
庭木の剪定なんて誰でも出来ると言えば出来ますけどね。こんなひどい事をする方は
樹を触らないで欲しいですね。私たちの仕事の価値まで下がりそうに思います。
「こんなんでええんやぁ~」みたいに思われて。
違います。我々は10年先でも20年先でも今よりも良くなる様な手入れをしていますので(–)
3年触ると樹に大きな違いが出てくると思います。
暑いですね。もうそろそろ勘弁して下さい!オテントサマ(:_;)
風人園作庭集に『橿原市 割烹の庭』をUPしました。
このお庭は剪定作業に追われて泣きそうになっているときに
超突貫で作り上げました。2007年作です。
最近お庭づくりが少ないです。年明けにでもお庭をつくる方いないでしょうかね(笑)
この間のクライミングギアーと一緒に輸入したフェルコ11ですが、今日おろして使ってみました。
ほぼ1年間使用している8番との比較をレビューしてみます。
長さはほぼ同じです。詳細情報では両方210mmとなっています。
どちらもプロフェッショナルモデルで
25mmまで切断出来ます。切れ味はどちらも良いです。
一番の違いはといいますとフェルコ8の独特の角度でしょうね。
人間工学に基づいたデザインということで、確かに見た目使いやすそうです。
しかし、11番を使ってみて解ったのが、8番は人間工学に基づき過ぎているなっと言う事。
...?
上手く言えないのですが、11番のほうが自由に鋏を動かせるかなっと思います。8番は矯正されるような
感じをうけます。細かく鋏を動かしにくいです。
これはハンドル部分だけでなく、ヘッドの部分の大きさや肩幅の違いにもよるのかも知れませんね。
今日はモチノキやウメの透かしをしたのですが、僕的には頭が小さく、スマートな11番のほうが断然使いやすいと感じました。
太いバラの枝などを切る場合などは、8番で疲れなくていいのだと思いますが、普通の庭木の剪定などは、
11番をおすすめします。枝の思うところに鋏を入れやすかったです。
もちろん私の私感ですが。
あとフェルコの8番なのですが、太い枝はすごく楽に切れるのですが、細いものや、
薄いものが切れないんですよ。刃はしっかり付いているにも関わらずです。
おそらくヤニが付着したときに鋏が開きにくくなるのを防ぐ工夫がアダになっているのかもと考えています。
これからレギュラーになる11番は今日いきなりヤニがかんで開きにくかったので、
8番のような症状にならないかもって考えてます。
明日からも頑張ってもらいます。
午前中は小学校の奉仕作業がありました。
ワタクシの仕事というのが、体育館にあたっているトウカエデとイチョウの枝の伐採です。
ハシゴが届く場所でしたので、仕事自体はたいしたことなかったのですが...
...なんですか?この暑さは...
お盆が過ぎて暑さが厳しくなっているのは間違いないですが、チョット激しすぎやしませんか?
午後からは家にいたのですが、家の中の気温は34.3度をさしておりました。
お日様のあたっているところは一体何度ですの?って感じですね。
9月いっぱい位までバカンスでも出来ればいいのに...(・・;)
出来るわけがないですが...涼しくなるのは何時なのでしょう?
京透かしという技法がああります。
庭木の手入れというと大きな刈り込み鋏でカシャカシャと刈りこむことを
連想されるのですが、やはり本来の意味から考えますとこの透かしという技法が
樹にとって良いのではないかと風人園は考えます。
芽吹きが強いものもあれば弱いものもあります。
それを一律に刈りこんでしまうやり方は整姿の意味では良いのかも知れませんが、
木を生かせるという意味では優しくない方法ですね。
風通しのことや光が木全体に届かせる透かしをしていきたいですね。
今回少し珍しい木の透かしを紹介します。
”カイズカイブキ”です。
10年位小透かしでの手入れをしています。
とっても手間がかかります。
でも下手なマツよりも名木ですよ。