吉野山あじさい祭り

告知です。吉野山の桜のあとはあじさいです。

あじさいまつりがあります。6月25日、26日にはイベントも

あるそうです。ライトアップもしますよ!

今日から、あじさい周辺の草刈を風人園がしております。

刈りごたえのある量ですが、美しくみてもらえるよう頑張ります。

 

割り箸職人

お庭の話とは全く関係ないけれど、私が住む国栖の里は

手漉き和紙が有名ですが、割り箸の産地でもあります。

私の両親も割り箸を今でもつくってます。

小さな小さな家内工業ですが50年以上のキャリアです。

私も子供の頃よく手伝わされましたものです。

この辺りでつくられている割り箸は桧や杉の割り箸で、いろんな種類があります。

普通の人々はあまり気にもしない物ですが、工業製品としては

なんとも手間のかかる物なのです。自然の素材ですから、同じようで

全く同じ物はないので、他の工業製品のようにオートメーション化

というわけにはいかないのです。機械を使っていても、人の手による所が

非常に多い。

もちろん危ないし、素人にはマネは出来ません。

割り箸職人です。とても安くて使い捨てするものですが、

職人の作った作品なのです。

高級な工芸品とかでなくても、至る所に職人仕事ってあるのですね。

オヤジたちはノギスとかで精密に計るわけでもないけど、

いつも同じように同じ物を作っている。職人が職人と呼ばれる

ところだろう。素晴らしいと思う。もしこの記事を読んでくれたなら、

一度箸というものに気を留めて下さい。わかりにくいけど違いがありますから。

味もちがいますから。

僕自身はおやじのように庭職人を通すのか、作庭家などと

ちょっとホワイトカラーっぽくなっていくのか?

どちらも捨てがたい。

 

 

梅雨?

今日もひどい雨。

ゴールデンウィーク明けのこの雨は少々痛い。

風人園が移動させた木たちにとってはよいのだろうけど・

う~困りましたね。

雨の時の仕事に良いのがないかな?

なるほど珍百景に登録されましたよV(^0^)

我が村「窪垣内」には犬を飼ってはいけないという風習があります。

そして犬塚という碑もあり、壬申の乱の犬にまつわる伝説があります。

能で『国栖』という作品にもなっております。

最近近所のおじさんがなるほど『珍百景なる番組』に投稿して、

本日放送されました。

追記 実は風人園の愛妻が登場しておりました(*^^*)

見事『珍百景』に選ばれました。

なんだか嬉しいッス(^.^)

お詫び

現在当HPの一部で不具合が発生しています。

せっかく訪問していただいた方々にはご迷惑をおかけします。

早く復旧出来ますよう努力いたしますので、

今後も当HPをよろしくお願いします。

園主

和の心 其の一

昔、親方に叱られたことがある。

門に竹ぼうきを穂を上にして立てかけてあったのが原因だ。

そもそもこれは

「忙しいから来ないで!」

暗黙に言っていることだそうだ。植木屋が施主様の家にお邪魔して

勝手にそんな事をしていたら叱られて然りだ。

でも、気を付けていないとしがちな行為である。

お茶の作法でもやはり似たことがあったように思う。

飛び石にシュロ縄で化粧した石をさりげなく置いておく。

「ここから先は入らないで!」という意味だ。

それは竹の物であったりもする。

お茶に招かれ躙口から入る。最後の人は「トン!」と音をたてて閉める。

主人への合図だ。

無言の合図なる物が日本にはたくさんあると思う。特にお茶の世界で多く見られる。

それが和の心で日本人の美なるところだろう。わかりにくいかも知れない。

はっきり書いたり、言ったりしたら済むことかも知れない。

でも人を気遣う、思いやるそしておもてなす文化がある日本人だから

こそだと思う。

私たちはこの美しい心粋をもっと学ばなくてはいけないと私は思う。

痛恨のミス

先日より雨の様子を伺いながら進めてましたケヤキとカシの

伐採作業。樹高22~3mで谷の土手に生えており、将来を案じて

今の内に伐採して欲しいとのこと。

調子よく枝を下ろせて、2本を1日半位で除伐できて、

仕事の最後の最後。あとこの枝を細かくしてしまえば終わりという頃。

チェーンソーで指をチョン。「ヤバイ!」「指がぁ~」

指はありましたが、危ないところでした。すぐさま病院に行ってきました。

チェーンソーの傷口はえぐりますので、縫うことも出来ず、

自然治癒をまつのみです。

痛い日になってしまいました。

風人園はなるべく施主様に負担をかけたくないという一心でやっておりますので、

ついつい慌ててしまうのです。大反省です。

しかしながら、これぐらいで済んだことに感謝したいと思います。

我々の仕事はとても危険で、少しの油断が取り返しの付かない

ことになることを、改めて考える機会となりました。

今後の課題として、

・余裕のある見積もりを行うこと。

・防護服などの導入。

・安全動作の再確認

をしていくことにします。

目の前の見えない危険をちゃんと察知出来るよう引き締めてかかっていこうと

思います。皆様もきをつけて!

今日の一日

今日は天気が悪いとの予報の為、現場仕事は一休み。

というわけで昨年の高見の郷から安倍文殊院へと移植した

しだれ桜の様子を見に行きました。

 

もう花は終わっておりましたが、美しい新芽が先の方まで

枯れることなくついておりました。一安心です。

安倍文殊院の桜はもう終焉のようです。

桜井市まで来たついでなので、この後大和郡山市にある

矢田寺に行きました。ここは我が母校の奈良高専のほど近くにあります。

今年より吉野山七曲りのアジサイの管理を引き受ける事となりましたので、

昔よりアジサイで有名な矢田寺で勉強しようという事です。

一度訪れましたが、「こんな所だったっけ」というほど、立派なお寺でした。

アジサイを管理に携わっている方に剪定時期や肥料のことなど、

お聞きしてまいりました。...(我ながら勉強熱心だ)...

矢田寺のついでに郡山に来たんだからということで、

大和三大庭園の一つの慈光院へ行くことに...

なんといっても建物が素晴らしい!

お座敷でお抹茶を頂き、じっくり見学してきました。

大刈込と借景が素晴らしいとの解説だが、借景の方は昔の姿を

想像したらいいのかも知れない。

この延段が非常に変わっていると思う。

鋭角は基本的に嫌いますからね。

最後に高見の郷で移植した桜の状態をチェックしました。

すべて順調に活着しているようです。ほっ!!