ワークショップ”自然を持ち帰る”

10月26日~28日に京都外国語大学の留学生を吉野へお招きしました。

これは吉野に外国人の観光客が来てもらえるよう研究することを目的としました。

仲間でできる吉野のリアルな体験を中心に実施して、改善点や良い点など意見を

聞いて参考にしていこうと思っています。

土曜日に風人園のワークショップを行いました。

”自然を持ち帰る”というタイトルです。

庭師という職業の私に留学生たちにどんなことができるか?と考えたものです。

”一輪挿し”茶の湯では必ず飾るものですが、この一輪の花を生ける行為を実際に

一輪挿しを製作して、野の花を探して生けて飾ってもらうことで感覚を体感してもらおう!というものです。

まずはお庭と一輪挿しのことを簡単にパワーポイントを使い説明しました。

ここで、季節を感じる、風景を感じる、生命を感じるというお庭と一輪挿しの共通点みたいな

ものを知ってもらおうと思いました。

そして実際に私の作ったサンプルを見てもらいながら、実際に作ってもらいました。

何もかも初めてでおぼつかない手つきでしたが、学生たちは一生懸命作ってくれました。

自分の一輪挿しができたらお花や葉っぱを探して生けてみます

そして記念撮影です。

 

それぞれ個性的な花を生けることができました。

終わりに岡本くん指導のもとお茶を一服していただきました。

今回のワークショップでは白雲荘という素晴らしいロケーションをお借りできたこと

もありとてもスペシャルなワークショップになりました。

私自身もワークショップを通して、一輪挿や坪庭、俳句、茶道といったものが、

すべてにわたってつながっていたりしていて、美しい日本の根本にあることを体感できました。

とても深い深い日本文化をもっと知りたくなりました。

ワークショップに参加してくれた学生たちのこれからの日本での生活に今回の体験が

いかせることが出来たらとてもうれしいのですが、どうなることでしょうか?

とても疲れたけど、とてもやりがいがありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

蓮華

いつもお世話になっているお寺で蓮の花が咲いておりました。

仏教でも”泥水から美しい花を咲かせる蓮の花”は慈悲の象徴とされてます。

お寺に蓮。実に良く合います。

蓮の名はもともとハチスから略されたものだそうで、真ん中のが蜂の巣に似ているところから由来しているそうな。

実がなくなると穴があいて、ホントに蜂の巣みたいになりますね。

さすれば、今まだ青い実は蜂の子ってところか(笑)

蓮も睡蓮も朝の花が美しく、夕方になると萎れた様になります。

睡蓮にいたっては、閉じちゃいます。

今日は朝の美しい間に撮る事が出来ました。

こちらは睡蓮。水に浮かんでいるようで美しいですね。

もう小暑。もうすぐ梅雨明けでしょうか?