飛び石打ち

以前の記事でも書いたことがありますが、

吉野山に何軒か隠れ家的な宿があります。

そのうちの1軒の吉野温泉元湯に風人園がお世話になっております。

この宿には稲畑汀子さんの句碑があります。

 

高濱虚子の孫にあたらせられ、毎年春にこちらで観桜の句会を

開かれるそうです。

今回は句碑への伝いに飛び石をということで作業させていただきました。

こちらのお庭は野趣たっぷりのお庭ですから、飛び石を打つと言えど、

人工的なものでは全く合いませんので、自然石の飛び石を探すことに

なりました。石処の吉野でありますが、飛び石となるとかなり吟味しなくては

なりません。数も多くいるので、入手に少々苦労しました。

人伝に紹介してもらいなんとか入手出来ました。

飛び石になりそうな石を選りすぐります。

30個近くの石を選りすぐりました。

分厚いもので30cmほどの厚さのものもあります。

『渡六部に景四部』といいますが、歩きやすいことを重点におきながら、

見た目を美しくなるよう打っていきます。

 

水を打つとなんとも言えぬ渋さがでますね。

やはり自然のものは良いですね。

 

 

ヨシノザクラの引越し

まだひんやりしますが、風人園の近所もやっとで梅の花が咲き始めました。

吉野千本桜の種を植えて2年。

いよいよ畑に引越しすることなりました。

20cmくらいのものから、1.5mまでの苗に育ってます。

夏の暑さに負けずに大きく育って欲しいです。

とりあえず鹿来るな!

 

 

吉野山 旅館歌藤さんです

やはり今年はさむいですね。

吉野ではまだ梅も咲かないのですからね。

お水取りが済むまでは寒いと言い、それでも寒いと暑い寒いも彼岸まで…

彼岸終わっても寒い場合はどう言うのかしら(笑)

吉野山はもうすぐ春の超繁忙期に入りますので、風人園は

その準備と言いましょうか、お客さんが来た時少しでも気持ちよく

過ごしていただければと思い、吉野山の旅館のお手入れに伺っております。

本日は最近特に名高い旅館歌藤さんのお手入れをしました。

少し手を入れるとホント気持ち良いです。

もうすぐ椿が咲きます。

どうぞお立ち寄りくださいませ!

 

銘木と銘酒の町フォーラム2012が開催されます

風人園から告知です。

昨年大好評の

『銘木と銘酒の町フォーラム2012』

が今年もあります。

風人園も全面的に協力いたします。とはいえ微力ですが。

イベントは数あれど、このイベントは意味が違う。

今の日本中の田舎が抱える問題をブチ破るための、

大きな意味のあるイベントだと思っています。

たくさんの人に来てもらって、田舎が持っているポテンシャルと

必要性について少し考えるキッカケになってほしいと思います。

なにはともあれ、難しい事も考えながら、吉野フードと今年の美味しい

木桶仕込のお酒を呑んでゆる~く楽しんでくださいな。

詳細は吉野ウッドプロダクトまで

吉野町ロゴマーク完成!

先日ドウダンツツジで型どった吉野町のロゴマーク

ですが、11月7日に内側花壇にお花を植えました。

マツバギク1300本です。

午前中はスポーツクラブの理事長の松原さんと二人で作業。

10時からはグランドゴルフを終えたおじい様方にお手伝い頂きました。

 

お陰でお昼にはこのとおり。

内側がグリーンになってマークがよりクッキリしました。

上出来ではないでしょうか。

お手伝いのおじい様方どうもありがとうございます。

パシャ!

 

吉野町ロゴマーク

吉野町には素晴らしい運動公園があります。

総合体育館に多目的グランド、野球場、テニスコート。

その中の野球場の1角の土手に吉野町で初めての

ロゴマークを型どった植栽を行うことになりました。

吉野町のロゴマークはこれ。

このQちゃんみたいなマークです。

吉野町で住んでいる人でこのマークが何を示しているのか

わかる人は少ないと思います。私もしりませんでした。

これ実は、吉野町の”よ”の文字なんですね。(単純ですね^^;)

おそらく吉野町民目からウロコでしょう。

植栽の樹種はドウダンツツジ。僕の好きな樹の一つです。

大きさは直径13m字の太さ1.5mです。

昨日植栽完了です。なんとか形になったかな。

中は花壇になっていて、マツバギクを植えます。

マツバギクを植えたらもう少しクッキリするかな。

うまくいけば、春は新緑の淡いグリーンのマーク、花が咲いて白いマーク、

秋は紅葉で真っ赤なマークといろんな吉野町ロゴが楽しめるんじゃないかな

と思ってます。 将来に残る仕事が出来て良かったです。

ヒイラギ古木の移動

 阪口製材所様が運営している吉野サロンの敷地内の

70~80年のヒイラギがあり、新しく建物が立つ為に移動する運び

となりました。

 

かなりの間ほったらかしの状態で、杉やヒムロヒバなどと重なりあって

かなり手強い状態になっています。

古木ですし、かなり幅が出ています。葉張りが4mくらいになってます。

また、9月前半ですが、気温がまだまだ高いのが懸念材料です。

ただ、常緑樹であることが救いでした。

少しでも太い根を切らなくていいように私の2tユニックで釣り上げられそうな

ぎりぎりの大きさを見計らって根鉢を切っていきます。

ここでも、杉やヒムロの根が交わりあって作業を困難にします。

恐れていた太い根が出てきました。切断します。

ようやく根鉢を作ることが出来ました。ここまででミニユンボを使って

掘り方2人で半日かかりました。手ごわかったです。

わずか3mの移動ですが、かなり無理をして釣り上げることを予想して

キチンと根巻きは行います。

このあと2tユニックに5tの土を積んだ状態で釣り上げました。

1回目掘った土が邪魔で寄りきれなくて釣りきれませんでした。

改めて土を取り除いて更に近くに寄せてチャレンジし、

見事釣り上げることが出来ました。

斜めに傾いていたのもまっすぐにして、ようやくこの木も陽の目を

見ることが出来ました。触ると痛い鋸歯のある葉も古木となって

丸葉ヒイラギのように丸くなってきっちり透かされ美しい枝条が

現れました。「樹も年を取ると丸くなるんですよ」と冗談を言いながら、

作業を無事終えることが出来ました。後はきっちり水やりをして頂いて、

無事活着してもらうことを祈るばかりです。

 

吉野サロンの顔となってくれそうです。

 

 

割り箸はうまい!

私は庭師だが割り箸職人のせがれです。だから、使う箸には結構うるさい。

割り箸から木の暮らしが広がって欲しいと望む一人です。

なぜなら、私たちが木に触れる一番身近なものだからです。

吉野青年会議所が吉野CM大賞という催しを開催するにあたり、

仲間6人で割り箸はうまいという名でCMを製作して出展した。

今日、その上映会があったんですが、なんと私たちの作品が

吉野CM大賞になったのです。

作品はこのCMを企画・撮影・編集を一手に手がけてくれた

山本さんのブログでどうぞ!

久しぶりのドキドキ感、受賞の喜びを味わえてとても良い体験ができました。

みんなありがとう!

 

北極のアイスキャンディー

風人園もお盆休みです。

20日より通常営業となります。暑さにいじめられた体を

しっかり休めたいと思います。

今日おじさんからなんば戎橋筋の北極のアイスキャンディをいただきました。

創業60年の老舗だそうです。とてもレトロなパッケージですね!

今でも手作りにこだわっていてこの間テレビでも紹介されたようです。

実はこのアイスキャンディーの棒はちょっと変わってまして、

よくある平べったい棒ではないのです。

吉野の檜で作られたものなんです。

しかも僕の親父が作っています(^^)v

僕も今日はじめて現物に出会いました。

お味の方は...とても懐かしいお味で美味しゅうございました(^^)

どうか皆さんもたくさん食べて頂いて吉野の割り箸の産業に貢献くださいませ。

庭木のチカラ

本日植栽工事を終えました。

シンプル造りですが、建物をぐっと引き締めてとても雰囲気が

良くなったのではないのでしょうか?

四季おりおりでお客様を出迎えてくれることでしょう。

素敵なお家がなお一層素敵になりました。

たった3日間でがらりと変わりました。

作庭集 吉野町O様邸植栽工事も御覧ください!

現在土の部分に砂利を入れて更に良くなることでしょう。

お施主様の仕事です。よろしくおねがいしますね!