台風6号が近づいています。
明日の朝に最接近でしょうか?
吉野川は一度増水したものの現在少し水位が下がりました。
でもこれからまた、増えるかもしれない。
気が抜けないです。
この台風のおかげで仕事が足止めです(T_T)
この後かなり増えました。
近畿もそろそろ梅雨明けでしょうか?またあのうだる暑さが毎日続くかと
思うとため息が出てしまいます。
実は私8日から蓮華入峯という金峯山寺の修行体験に参加してきました。
この蓮華入峯とは奥田というところで育てられた108本の蓮の花を山上ヶ岳・大峯山寺
に供えるという行なのです。
私は参加するまで何も知らずにただ友達の吉野山の林豆腐店さんに
「山上さん一緒に登りましょ!みんなで行きましょ!」
とあまりにも言うので吉野人の私が世界遺産の参道も知らないのもどうかと
安易な思いで参加しました。
朝3時蔵王堂に集合し、白足袋を履いて杖もって4時に総勢100人強で出発。
まずは東南院で勤行。蓮を備えて般若心経などのお経を唱えていきます。
こんな勤行を小さな祠や石碑や神社で繰り返して山上を目指します。
あくまでも修行ですから間を開けたら叱られますし(本気で!)
チンタラ休憩もしません。そして私などは初めての参加ということで
新客といって扱っていただけます。特別に金斧神社、おもての行場(西の覗き)、裏の
行場で行をさせていただけるのです(-_-;)
私は田舎育ちだし、仕事では修行経験もありますから負けてられへんと
意気込んでました。しっかり後ろを着いて頑張りました。山の中は涼しくて、
仕事の方がよっぽどしんどいぞっと思いつつ、五番関まで来ました。
ここから女人禁止の参道。「ここまで来たら着いたも同然!」という言葉に
心中『意外と楽勝やったな』と...
何が何が何が...
道も険しく一服ないし...
右ひざもおかしくなってきたぞ...
やっと洞辻茶屋で休憩があったものの新客さんは例の特別に行場へと
連れっていってもらって岩山を上り、西の覗きで怖い目をさせていただいて、
右ひざ限界超え…
行が終わり少し歩けば大峯山寺に到着。宿坊東南院で勤行をした後
即新客さんは特別に裏の行場へ連れて言ってくださいました。
先ほど以上の危険な岩山を上り、一歩間違えばご臨終のような
体験をさせて頂きました。大峯山寺に蓮をお供えし最後の勤行・護摩焚きをし、
蓮華入峯の目標は達成されたのです。
いよいよ宿坊で食事です。新客は配膳のお手伝いをさせていただけるのですよ。
大変質素なお食事でしたが、美味しくいただくことが出来ました。
お風呂は洗面器2杯のお湯で汗を流し、どこまでも修行です。
こうして修行一日目が終わりました。
2日目朝5時起床。6時から勤行を行い、7時下山です。
帰りは洞川におります。約10キロの道のりです。
右ひざが心配でしたがやっぱりご臨終してしまいました。
でも歩かないと帰れませんから、ちんばを引きながら下りました。
約2時間で下山。バスで蔵王堂。蔵王堂で最後の勤行をして、
完全に終了。今の心境『もう2度と行かない(T_T)』
しかし、大峰山上の裏行場でお話を聞かせていただいた。行を
する前に一度死んだものと考え、行から無事もどることが出来たら、
また新しく命を吹きこまれたと、そしてこの大きな自然に生かされている事を
悟り、この生かされた自分は他のために使うのだと。そのための行なのであると。
それを知り、いい経験ができたなと思いました。またこれほど自分を限界に
追い込んだのも久しぶりだったように思います。
これからの仕事にも生きてくるのかなと思います。
6月18日、19日。一泊二日の小豆島・直島へ
吉野ウッドプロダクト主催のこの旅へ私も同行させていただくことが出来ました。
吉野ウッドプロダクト、町役場、商工会青年部このメンバーで行けたことに大きな意味が
あったと思います。
小豆島で醤油蔵の見学、夜は小豆島の商工会青年部のメンバーと一緒に
懇親会。とても熱いメンバーでした。
どこに行っても青年部と絡むことができる。素晴らしい組織ですね。
直島の家プロジェクトの見学。町屋がこうもデザインできるとはね。
名物ベネッセハウスのカボチャはなんとも言えませんでした。
[autoviewer=14,600,600]
月曜日のお話。吉野山で蕎麦屋発見!
山の若い衆がやり始めたそうな。なんともシブイ店構え&店内。
なんと歌藤くんも来ているではないか!!
本格的な手打ちそばでそば湯もついてホッ。
美味しいお蕎麦でした(^.^)
お庭の話とは全く関係ないけれど、私が住む国栖の里は
手漉き和紙が有名ですが、割り箸の産地でもあります。
私の両親も割り箸を今でもつくってます。
小さな小さな家内工業ですが50年以上のキャリアです。
私も子供の頃よく手伝わされましたものです。
この辺りでつくられている割り箸は桧や杉の割り箸で、いろんな種類があります。
普通の人々はあまり気にもしない物ですが、工業製品としては
なんとも手間のかかる物なのです。自然の素材ですから、同じようで
全く同じ物はないので、他の工業製品のようにオートメーション化
というわけにはいかないのです。機械を使っていても、人の手による所が
非常に多い。
もちろん危ないし、素人にはマネは出来ません。
割り箸職人です。とても安くて使い捨てするものですが、
職人の作った作品なのです。
高級な工芸品とかでなくても、至る所に職人仕事ってあるのですね。
オヤジたちはノギスとかで精密に計るわけでもないけど、
いつも同じように同じ物を作っている。職人が職人と呼ばれる
ところだろう。素晴らしいと思う。もしこの記事を読んでくれたなら、
一度箸というものに気を留めて下さい。わかりにくいけど違いがありますから。
味もちがいますから。
僕自身はおやじのように庭職人を通すのか、作庭家などと
ちょっとホワイトカラーっぽくなっていくのか?
どちらも捨てがたい。