Services
~事業内容~
デザイン&施工
お庭のデザイン・設計を行います。お客様の住環境が快適になることをめざして設計します。施工も行いますからその場に最適な設計ができます。
お庭の手入れ
長くお庭と付き合うためにはお手入れはしましょう。お庭や場に応じたお手入れをします。元気な庭であるための処方も行います。
アーボカルチャー
梯子が届かない。クレーンが入らない。そのような難しい環境にある大木や巨木を守るための技術です。
ワークショップ
風人園では数々のワークショップを開催してきました。ワークショップを通じての出会いや発見はイベントや遊びでは味わえないものです。
植樹
学校や自治体、企業様で行うあらゆる植樹祭をサポートいたします。未来へ繋ぐ思い出が作ることが良いイベントです。
手仕事
庭職人はあらゆる素材を使って表現します。コツコツとした手仕事が得意です。私たちの腕の見せ所です。
お客様が気持ちよくすごしていただくために
お庭といっても十人十色でそれぞれお好みもライフスタイルも違いますし、お家のお庭やお店のお庭、公共施設のお庭だったりと役割も変わってきます。ただ私たちが思うことは、その場所にお庭があることで"気持ちの良い空間"になって欲しいのです。それがお庭の最大の魅力ですし、大きな役割であると思っています。
造園家としてのキャリアも多少長くなってわかったことは、いかにシンプルにデザインすることかということです。色々なコンテンツがはいりすぎたり、見せようとしすぎると、とてもうるさく感じてしまいます。また、使用する素材もできるだけ自然のものを使いたいです。長く色あせず味わいが出てきてお庭全体の風情を良くしてくれます。
樹木、石、木、竹、土といったあらゆる自然素材を使うために、多くの知識と技術も必要となります。またとにかく良い庭をつくりたいという気概が大事。私たちはそれを持っています。安心してお任せください。
基本的には和風とか洋風といった概念はないと思っています。お客様のイメージとその場所の持っているものをうまく引き出していきたいと思います。
樹木の剪定
お庭のお手入れの代名詞といって良いのが樹木の剪定ではないでしょうか。樹木の剪定はそれぞれの木の姿を整えながら、お庭全体の雰囲気を整えていきます。太陽を入れ風を通すことで木も元気になります。剪定の方法も色んな手法がありますが、風人園では透かしたり、刈り込んだりとその場に合わせて行います。長くお庭と付き合うためには欠かせない作業です。
土づくり
木々が育つためには土が大事。土が悪いとせっかくのお庭もよくはなりません。土を良くするためにはただ単に肥料を施せばよいというわけではありません。水と空気が土の中をしっかり動くことが大事です。地面の中のことも考えます。
害虫の駆除
お庭も自然の一部ですから色んな虫たちがやってきます。みなさんの嫌いな毛虫を筆頭にカイガラムシやアブラムシなどが庭木たちをいじめる場合があります。薬剤散布などで殺虫するのが一般的ですが、私たちはなるべく使わなくても良いようにお庭の自然環境を高めていくようにしていきたいと考えています。これはまだ風人園でも課題の部分です。しかし、私の住む吉野ではほとんど薬剤散布は行わずとも害虫の被害はありません。それに見習いたいと考えています。
お庭だけはでない自然を守る
アーボカルチャーという言葉があります。外国の樹木学といったものだそうです。木こりさんと植木屋さんを合わせたような感じの人でしょうか。樹木医の資格を持っていたりと樹木のためにいろんなことができる人です。
近年ツリークライミングとかロープクライミングといった技術が輸入されて林業家や庭師の間で広まっております。この技術のおかげで大木や巨木といった樹の伐採や枝おろしがクレーン車がはいらないところでも安全にできるようになりました。
私たちも当初は伐採のために取り入れたものでした。しかしこのロープでの木登りの技術は種子を採取したり、大樹の剪定のための技術だと知りました。樹を守るための技術です。現在の大半は特殊伐採といって落ち葉が面倒だからといったことや、倒れてきたら怖いといった理由で根本から伐採するために使われているように思います。剪定技術も持ち合わせていない人も多いように思います。
私たちはやはりこの技術は樹を生かすために使いたいと思います。私たちは造園家として培ってきたたくさんの技術と知識も持ち合わせています。1本の大樹がもたらす周りへの恩恵なども知っています。1本の危険な枝を持ったがために伐採される樹を、生かすために危ない部分だけを切ってあげます。そのことで人も樹も鳥も昆虫も喜ぶように。
それがアーボカルチャーということであると考えます。
こんなことができます
例えば
大きな木の落ち葉が落ちてくるので屋根の上の枝だけを切ったり、上のほうで枯れている危険な枝を下ろしたり、絡まった蔦を処分してあげたり。桜のテングス病といった病気の部分を切除したりとクレーンが入れないところやはしごが届かないところでも安全に作業をする事が出来ます。
新しい出逢いと発見
近年は本当にいろんなワークショップが開催されています。私たちも持っている技術や知識を使って個性的なワークショップをおこなっています。
過去ではスウェーデンダンサーのカルメンさんとともに古事記の舞台となった、ばば河原で庭とダンスを融合させたワークショップが心に残っています。河原に落ちているあらゆるもの(石、砂、流木、笹など)すべてが庭の素材で参加者が図面にそって共同作業でお庭を造り、それを舞台にカルメンさんがダンスを披露してくれました。
吉野山にある白雲荘で外国人のモニターツアーの学生に竹の一輪挿しをつくるワークショップ。皆さんは作った後で各々が好きな植物をさして記念撮影をしました。また、毎年この場所で、すかし剪定の練習会をプロ限定で行なったり、数年前からは千葉の高田造園設計×大和ハウス工業でおこなっている吉野山の花見塚のさくらを守る活動のワークショップにも参画しています。苔玉や草花を使ったさまざまなワークショップが可能です。
植樹祭の開催のお手伝いをします
学校の卒業記念植樹や企業の周年事業などの記念樹の植樹のお手伝いをします。植樹する樹木の選定から調達、植栽で必要な支柱からスコップまでご用意させていたきます。植える直前までの準備は全て私たちで整えます。
未来へつなげるロマンのあるイベント
植樹祭は現在の自分たちの思いを未来の自分や人々につなげるロマンあふれるイベントだと思います。また森をつくる活動も積極的に行なっています。
庭職人が得意とする手仕事
お庭の仕事は自然素材を使うことから規格どおりにはいかないので手仕事が多くなります。あらゆる素材を使っての手仕事はお庭の味わいを深めます。
竹を使った仕事
竹垣や筧などを作ります。竹の種類や太さによって使い分けます。竹垣には四つ目垣、建仁寺垣、金閣寺垣、桂垣、竹穂垣など沢山の種類があります。すべて一から作ることができます。
石を使った仕事
お庭で使う最も良く使う素材です。石積み、敷石、石張りと言った使い方をします。野面積み、崩れ積み、小端積み、乱張りなど手法によって味わいのある表情をだすことができます。合端を美しく合わせたり、模様を美しく出すのが技術です。
左官の仕事
私たちは左官の仕事もします。ちょっとした駐車場の土間や三和土や版築土塀もします。左官屋さんと共同で仕事をしたりもします。
木材を使った仕事
木材は良く使います。板塀やウッドデッキ、大和塀、木柵、丸 太の土留め、階段など多くの仕事があります。中門なども作った実績があります。
オブジェや小物
ちょっとしたアート作品のような木の枝を使ったステージや苔玉や寄せ植え、リースなども作ります。門松なんかも作っています。