人生フルーツ上映会を開催しました

昨日かねてからの望みだった人生フルーツという映画の上映会を開催することが

出来ました。上市まちづくりの会リターンズの仲間と一緒にです。

僕が住んでいる吉野は歴史もあるし、自然も豊かで風景も美しいです。

でもそれ故に自然には鈍感なのかもしれません。また、昔に比べて木々の魂

だったりを考えなくなったみたいです。長老たちは大木を伐るのには怖さを

感じてたけど少し若い方はそんなことないです。落ち葉が面倒だからとすぐに伐ってしまいます。

メガソーラーだって出来ましたし、観光のためなら(僕はマイナスと思うけど)山をけずって道を広

げます。いつの間にか木々がいかに我々に恵みをくれているのかを忘れてしまっています。

守ってくれていることも。

人間は地球にとって何ができるのか?実は地球のあらゆる資源を消費しているだけで

何も生み出してないのじゃないのか。鹿だって人間にとっては害獣かもしれないけど、

自然界ではよっぽど役に立っているだろう。

僕は別にスピリチュアリズムではないけど、そういうことを感じる。別に鹿を殺さないで

とも言わない。でももう少し自然への畏敬の念を持つべきだと思う。それが結局

我々の生活を豊かにしてくれるのだから。

そんなことをこの映画を通して感じてもらえたらなぁ〜と思っていました。

それだけじゃないもっと深い映画ですけどね。

ナチュラルとかスローライフとかオーガニックとかそんな言葉でくくれるような

ものじゃないと感じました。真似はできないけど、津端さん夫婦の人生の少しは見習いたいです。

吉野町の公民館に84名のお客さんが観にきてくれました。それぞれに感じられたのでしょう。

良い映画を共有出来たなぁと思いました。頼もしい仲間がいるって良いよなぁ。

また頑張ろっと。

日本庭園協会島根支部の講習会に参加しました

8/25-8/26の三日間島根県の安来市というところでお庭づくりの講習会があり、

参加してきました。安来市といえば有名な足立美術館の庭園がありますが、そこではありません。

旧奥野邸といところですが、国の有形文化財に登録されているところです。

安諸定男親方による編笠門と桂垣の講習でした。

どちらも大変手間のかかる仕事で、なかなか実際に施工できるチャンスはありませんので、

願ってもない機会でした。

初日朝3時に家をでて友人二人と車で行きました。到着は9時でした。

講習会と言ってもそれは戦場のような様相です。

こんなことをしますとか、人員の割り振りとかもなく、自ら仕事をさがしつつ

気になる仕事のやり方をチラ見するという、完全に修行時代の現場のようでした。

完成はこんな感じです。

 

桂垣です。竹穂を選別して一本一本貼っていきます。

 

編笠門です。クリの自然の木を柱や棟木や垂木にして、大工並に木組みをしてあります。

屋根の曲線などすごい技術が詰まっています。門の仕事には入れなかったので、チラ見と写真でふむふむといった

感じで、まだ取得出来てませんが色々中身がみれて良かったです。

安諸親方のすごいのはただの講習会と違って、門と垣だけでなく、きちんと庭の空間を造っていきます。

だから園路もつくりますし、三和土や飛び石、塀の屋根葺きまでやってしまいます。

時間が足りなくても、貪欲にディテールなどにもこだわっていきます。

 

安諸親方は現場を見回っては、面白い冗談を交えながら、仕事を教えて下さいました。

本当に温かい大きな親方でした。お元気な内にいろんなことを教えてもらうことが出来て

充実した三日間でした。参加している人たちも猛者ばかりで、若くともめちゃくちゃ技術を

持っていて、自分ももっとやらなければ!と刺激になりました。

庭園協会島根支部の皆さんには感謝でいっぱいです。

 

 

 

 

雑木林のようなお庭

  先日ある方からご紹介頂いたお庭のお手入れをさせて頂きました。最初はかなり私の剪定の技術に

不安を抱いていたようでしたが、仕事を見られてからは満足されたみたいでした。

枝を透かして光が入るととても気持ちの良い空間となりました。

大変暑い日でしたが、快適に仕事をすることができました。これも樹々のおかげです。

これから約4ヶ月もの間暑さから守ってくれるわけですね。

とてもうまく造られたお庭でした。雑木のお庭良いですよ。

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草刈り

ここは吉野山の七曲り。

アジサイ園になってて風人園で草刈りとアジサイの剪定を任されています。


昨年から草刈りは杜の園芸 矢野智徳さんや高田造園設計事務所の高田さんなどから教わった『風の草刈り』風に刈っています。

草刈機のロープのヤツで草の先の方だけサラッとかる感じ…。

5月、6月、9月の三回刈りますが、今年なんかは最高に雰囲気が良くなりました。

それまでは神経質なほど低く綺麗?に刈ってました。でも、そうやって刈ってると次に刈る時にはすごく伸びていたし、刈りにくい草ばかり増えてくるような感じでした。カラムシとかいうのが勢いよく生えてきたものです。
それに刈ったあとは茶色くなって、生え揃うまではとても見苦しい。でもそれまではこれで普通と思っていました。キチンと刈ってあると…。下の写真は同じ吉野山で別の人が刈ったところ。昔はこんなんでした。


こんな感じで

カラムシ

でも今は刈ったすぐでも緑色でとても美しいと思います。色んな種類の草が生えてきますし。
大地にとっても雨が直接地面にあたらないので、表土が流出しないのでとても良いのです。徐々に土壌も良くなっていくのだと思います。

たかだか草刈りでも少し考え方を変えるだけで見違えるほど気持ちの良くて、生き物が多様化してくることがわかります。

一生懸命地際まで刈って、刈った草をトラックに積んで処分して…としんどい思いせなあかんし、実は環境も壊しているし…なんです。

でも風の草刈り(風)でやると身体も楽だし、環境にも良いし、美しい。もっとみんなに勧めていきたいと思います。まずは小さな事からです。

2016~回顧Ⅲ

1月も中旬になりました。

今年は街路樹サミットin大阪の開催というスタートとなりましたけど、おかげさまで

たくさんの人たちにきてもらえました。またブログにアップしたいと思います。

まだまだ2016年。

3月13日に茶道の師匠と旦那様で木竹工芸士の鳳嶽先生に同行して慈光院へ

行きました。鳳嶽先生が扁額をつくられたお客様が奈良へ来られるということでした。

慈光院で長老に案内をしていただき、お蕎麦を頂いてきました。

そして近くにある椿寿庵を覗いてきました。1000種の椿が圧巻でした。

まさかこの日が鳳嶽先生と最後になるとは夢にも思いませんでした。4/5に

お亡くなりになられます。

そして3/27.28と千葉から高田造園の高田さんが来られました。

吉野での桜の再生のスタートの日になります。

27日の夜に50名ほどの講演会を開催し、町長を始め今回の一連の事業を

作ってくれた中井議員、吉野山保勝会の理事長と参加者とともに懇親会。

三重県や兵庫県からも来てくださいました。

28日には吉野山へ出向き竹林院群芳園へ今までとは違う考えの元桜を

植樹しました。

歴史に残る一日になるかもしれません。

4月9日

あるご縁から奈良県の映画監督河瀨直美さんのイベントに参加することになりました。

監督の出世作の『萌の朱雀』のロケ地でもある西吉野平雄地区で行われました。

西吉野出身で萌の朱雀でデビューの尾野真千子さんも一緒でした。

記念植樹で桜と紅葉を植えました。

尾野真千子さん顔小さかったです。

元気に育ってほしいです。

Ⅳにつづく…

 

 

2016年 回顧~Ⅱ~

新年明けましておめでとうございます。

風人園の大西です。今年もどうぞよろしくお願いします。

今年は昨年ほど波の荒さは必要ありませんけど、色々と興奮することを

出来たら嬉しいなと思います。

地元の村おこしにも積極的に参加したいと思います。

昨年を振り返って記録に残しておきたいと思います。

 

 

1月の終わりには姫路の腐れ縁瀬戸造園に遠征。

姫路の大塩という場所にある有形登録文化財に指定されている梶原邸の

お手入れのお手伝いに伺いました。素晴らしいお茶室とお庭がありました。

手入れの後の木漏れびが綺麗でした。一人だと一ヶ月以上かかるらしい。

風人園の若いスタッフにこんな庭で仕事をする機会を与えてもらい感謝です。

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2月には千葉に尊敬する㈱高田造園設計事務所の高田宏臣さんに会いに行きました。

千葉まで出向いたきっかけは高田さんがお正月に吉野に来られたときのブログ

あります。高田さんとの出会いは滋賀県の徳昌寺で行われた矢野智則さんの大地の再生講座

でした。高田さんは10年ほど前から吉野の大峰山への修行体験などの参加されており、

久しぶりに訪れた吉野で吉野桜のあまりの衰弱と間違った桜の植樹をしていることに憂いを感じ私にメッセージを

頂きました。私も吉野の桜のために何かできることがないかと感じていたので、高田さんからメッセージを頂いたときに

なんと心強い助っ人が現れたものだと、すぐに吉野で頼りになる先輩中井章太さんに話をして一緒に

千葉に行くこととなりました。最新の高田さんの現場や、通気改善の作業を行った学校の山などを案内して

いただき、高田さんの山小屋で一杯やりながら吉野のこと自然のことを話しました。中井さんがいたおかげで、

すぐに吉野での桜の再生の第一歩をその日に決めることが出来ました。この日はおそらく私の庭師としての

人生の進み方が変わった日でもあると私は思っています。

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3月に吉野町商工会青年部のかわいい後輩が前全国商工会青年部連合会会長であった宮本博史氏と熊本に吉野の桜を持って行く

約束をしたので一緒にきてくれと言われたので、どこに行くかも知らずついていきました。熊本までハイエースに3メートルの桜を

積んでの旅です。もうギリギリでした。よくも積めたものです^^;

当日にどこに行くかを聞くとなんと3,4年前から行きたかった阿蘇神社の参道の一ノ宮商店街でした。

ここは先程登場の千葉の高田さんの著書『これからの雑木の庭』に紹介されていた場所で、樹々の力でシャッター商店街が

年間30万人来る商店街になったという私にしたら奇跡のようなところでした。まさか偶然にしてもここに来れるとは…

吉野で自分なりに町が元気になることを目指してきたので、そんな話を当事者直に聞くことも出来ました。

今回桜を植えたところは前会長のお店『はなびし』です。

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この一本がまたこの商店街の樹々と一体となって気持の良い空間をつくってくれると思うと嬉しく思いました。

宮本さんに商店街を歩きながら今の姿になる前からの活動の話を聞きながら案内をしていただきした。

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まだ葉っぱが無い時期でしたから寂しい感じの写真ですが、この商店街に足を踏み入れた

瞬間に空気の違いを感じる事が出来ました。明らかに気持ちが良い。

雰囲気でないこの気持の良さが人を呼び込んでいるのだと思いました。

 

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湧水があちらこちらにあるのもここの強みだったのでしょう。

でもそれを演出したのは宮本さんの父やその仲間の方々や宮本さんたち

世代を超えて作ってきたのです。たかが木にこれだけの力があることを

多くの人に知って頂きたいです。この7日に行われる『街路樹サミット

もこういった樹々の力を再認識をしてほしいという願いがこもっています。

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熊本地震で壊れてしまった阿蘇神社にも案内していただきました。

わざわざ宮司さんからも説明していただきました。

まさか数カ月後にあのような惨事になるとは思いもよりませんでしたが…

早く復旧することをお祈りしたいと思います。

必ずまた訪れたいと思います。

昨年の第一四半期は青年部活動や興味があって参加したセミナーなどから

大きな経験とつながりをいただくこと出来ました。なんとも鼻息の荒くなることばかり

でした。 Ⅲにつづく…かな?多分つづく