今日お庭の手入れに伺ったお宅は昔の薬商で、たいへん大きな屋敷です。
蔵もあり、そこには美しい”なまこ壁”が施されています。
なまこ壁は白い部分がなまこに似ているのが由来だそうです。
そしてこちらのお宅のなまこ壁は”七宝(しっぽう)”というそうです。
とてもいい仕事ですね。昔はこういった手間をしっかりかけていたのですね。
これぞ職人の仕事です。おそらく、こんなおっちゃんがしたん?みたいなオッサンが
造ったのでしょう(笑)
こういった仕事も特別な仕事になっているのでしょうね。
どんな職人さんにも言えることなんですが、いろんな素晴らしい技術を経験する事が出来ずに
誰でも出来た仕事が特別になっていく...要するに日常に不必要な技術になってゆくわけですね。
寂しいかぎりです。
今日も庭が美しくなりました。良い技術を絶やすことなく精進してまいりましょう
なまこ壁ですか、初めて知りました。
おっしゃる通りで、昔は普通の仕事が今では価値のある
職人芸になっている。技術の継承がうまくできていない
という残念な現実ですね。私たちの技術者の課題はそこにもあるのでしょう。頑張っていかねば・・・。
それにしても黒竹の竹ぼうき、私には全く無関係のモノ
ですが、職人が進めるものはなぜが欲しくなりますね。
道具選びは職人の大事なスキルです。