吉野について考える

お庭の紅梅もボチボチ咲き始めました。

カスミハジメテタナビクとはいかない天気でしたが、確実に春は

近付いているようです。

今日は久しぶりに地元での仕事です。

道路から小道を上がり門家のあるお宅で、その中庭です。

ここは外界の雑踏からは開放される風人園がお気に入りの場所です。

今日明日でお手入れします。

夜は、これからの吉野を案じ情報を交換している仲間とのミーティングです。

本日はそこに平野デザイン研究所平野湟太郎さんに合流していただきました。

又、ミーティング場所に平野さんのオフィスも提供していただきました。

平野さんは昨年1月に東京から窪垣内にオフィスごと移転してこられました。

我々と違った目で見た吉野のことや、若者が少なくなっているこの村でのデザイン学校

をつくる夢、景観、世代を越えて生き続けるデザイン、日本文化について

などたくさんのことを教えていただきました。

平野さんからお庭の事で的確な解説をしていただき、自分があれほど

わかり易く、人を惹きつける説明が出来ないであろうことにいささか反省です^^;

短い時間ながら、とても充実した時間を過ごすことが出来て、とても満足です。

平野さん今日はありがとうございました。

景観

最近、山も公共の施設にしても、手入れをされていない、場所が目につきます.

一人前の職人を雇わなくても出来ると言えば出来ますし...。

一番節約したいところでもある。

でも、あまりにも景観というものに鈍感すぎではないのかなぁ...って最近思う。

少し、悲しい。安けりゃいいという風潮が蔓延しすぎなんじゃないのかな。

今日飛鳥村を車で走ってました。ここはとても手入れが行き届いていて、

とても、美しい田園風景が広がっている。水路も石積みでつくっていますし、

僕の好きなところの一つです。美しい景観とゆっくりした時間で動いている。

なかなか、ここのようにはいかないけれど、少し、景観というものを

意識して欲しいものです。体全体で感じることの出来る美しい景観というものに。